リハビリスタッフも
相談員も
そして
患者さんも必見!
麻痺があっても運転を諦めないで!
自動車の運転再開は難しいことでも
危険なことでもありません
アイウェルでは
福祉車両改造はもちろんですが
リハスタッフや相談員
自動車学校と連携して
自動車運転再開に取り組んでます
麻痺があっても
自動車の運転を
諦めないでください!
運転再開のイメージができました
先日、福島県内にある病院の
回復期リハの
リハビリスタッフから
依頼があり
入院中の患者さんの
自動車運転再開支援の
相談会を実施しました
自社のデモカーを
体感してもらいながら
患者さんや
リハビリスタッフからの
質問に対し
説明をさせていただきました
その時の質問内容は
・自動車運転再開の運転免許のこと
・改造時の
自動車購入時の税金関係や
助成金等
についてです
そしてこちらからは
・患者さん本人が準備すること
・リハスタッフとしてフォローする内容
(フローチャート)を資料を渡して
情報提供をさせていただきました
デモカーの体感時には
車いすから運転席への移乗と
車いすの積込み方法
運転補助装置の操作をやって
いただきました
患者さんから
現実的に運転再開のイメージが
できたと喜んでいただきました
いずれはクルマを運転したい!
別な病院での出来事です
デモカーを中庭に展示し
入院中や外来の患者さん
そしてリハビリスタッフへ
身体状況と必要な福祉車両の各装置
その使い方を説明していました
そこへ
車いすの患者さん(60代・男性)と
その娘さんがやってきました
娘さんが
デモカーを見ながら
担当のリハビリスタッフへ話を始めました
娘
「昨日、スロープが出てくる
軽自動車を契約して
きました~」
父
「・・・」
娘
「お父さん!
退院したら
またパチンコ行きたいでしょう~?」
父「・・・」
お父さんのうかない顔に
違和感を感じた
私は
近くにいた作業療法士へ
こっそり聞きました
私
「右側の片麻痺っぽいですけど
歩くのは難しいんですか?」
作業療法士
「いいえ。いま練習中です
退院までには杖を使っての
歩行が可能だと思いますよ」
私
「ちなみに、高次脳機能障害
半側空間失認はどうですか?」
作業療法士
「問題ないですよ」
なるほど
お父さんの浮かない顔の理由が
大体わかってきました
娘さんと
担当のリハビリスタッフが
話しているときも
お父さんは
デモカーの
運転席付近を興味深く見ていました
私はお父さんに話を聞きました
「すぐには無理でも
いずれはクルマを運転したい!」
ということを打ち明けてくれました
やはり思ったとおりです
もう一度クルマを運転したい
というお父さんの思いは
娘さんには届いていないのです
福祉車両=スロープ仕様車なの?
娘さんは
お父さんがこれまで乗っていた
大事な乗用車を下取りに出し
スロープ仕様の軽自動車を
買ってしまったのです
娘さんの気持ちも
わからなくはないのですが・・・
このようなケースは
決して珍しいケースではありません
なぜ?
この娘さんが
スロープ仕様車を
いち早く用意したかは
本人に聞くことが
出来なかったのでわかりません
なぜ
すぐにスロープ仕様車という
発想になるのでしょうか?
ここからは、推測になります
①身体に障がいが残った場合
自動車の運転は出来ないと
思っている。
②患者さんの家族は
患者さんがずっと
歩けないと思っている。
他にも理由はあると思いますが
大きなところは
このような理由からだと思います
これは
この娘さんだけに限らず多くの
ご家族が思ってしまうことでは
ないでしょうか?
実際に
過去に運転再開の支援を
させていただいた
別の患者さんの奥様も
「この人が
また運転できるようになるなんて
おもいませんでした」
と
①のようなコメントをされていました
クルマでの外出はどうしよう?
私たちは現在
リハビリテーションスタッフや
相談員
ケアマネージャーや学生に対して
「運転再開までの流れ」や
「クルマで外出する際の環境づくり」
について
座学と実車体験の講習会を
実施しています
また病院で
脳の後遺症は有るのか無いのか
を確認していただきます
さらに希望される方には
協力いただいている
自動車教習所で
実車の運転もしていただいています
入院中から退院後の外出環境について
情報を得られ、出来ることを
進めていける方は
残念ながらまだまだ少ないのです
実際にはほとんどの患者さんが
病院を退院し
自宅に戻って
生活がある程度落ちついてから
「あっ!
そういえばクルマでの外出は
どうしよう?」
「自分は、運転できるのかな?」
「運転は家族にやってもらうとして
クルマにどうやって
乗ればいいのかな?」
ということに気づきます
それでも
通院リハビリのリハビリスタッフや
ケアマネージャー
通所(デイケアやデイリハ)
訪問リハのリハビリスタッフが
フォローできれば良いのですが・・・
現実には・・・・・・・
私たちの生活は
家の中だけではありませんよね?
ケガや病気、加齢で障がいを
持たれた方やそのご家族が
笑顔で外出できるような
そんな
外出環境をつくっていきたいです
そのお手伝いは
おまかせください
喜んでさせていただきます^^
”rehabilitation of mobility”を
テーマにこの活動を
続けていきたいと思います。